僕の整体に対する考えが変わるきっかけとなった出来事があります。
十数年前のある日、首の左側が痛くて仕方がない時がありました。30年位前に腰ヘルニアと診断されてから時折起こる症状でした。
施術中も前かがみの姿勢が辛くて仕方がなかったのですが、何か楽になる体勢があるんじゃないかと少しずつ体勢を変えながら施術をしていました。
ふと、ゴルフのスィングでお尻をクッと上げる(骨盤を少し前傾させる)フォームを思い出して、前かがみの状態でお尻を少し上げてみました。 (ちなみに僕はゴルフはやりませんが・・・)
――――すると、なんと首の痛みがスーッと抜けていくじゃあ~りませんか!!
「なんだ、これはっ!!!???」
自分としては大発見で、びっくりしたのとどういう事なのか不思議な気持ちで、ちょっと興奮気味に他のスタッフにこの事を話したのを覚えています。
背骨はS字の湾曲が理想的という知識はありましたが、その重要性を身をもって知る出来事でした。
その時から施術中だけでなく座っている時、立っている時、歩く時も常にそのお尻を上げる姿勢を意識するようにしました。
すると、それまで常にあった左の肩こり・腰痛・坐骨神経痛が徐々に和らいでいきました。楽に立っていられるし、歩く時も足が自然と前に出る感覚で、足の指で地面を感じられるようなそれまでの感覚とは全く違ったものでした。しかも、高校の頃から毎晩続けていたストレッチが、ある段階からなかなか柔らかくならなかったのが徐々に柔軟性を増していきました。
その日から数日後、立ち寄った本屋でたまたま手にした整体の本になんとその腰椎の前湾の重要性が書いてあるじゃあ~りませんか!!(2回目)
自分で大発見をしたつもりでしたが、すでにある整体の先生が事細かく理論立てているのに驚きと少々落胆をしました。当然その本を買って読みふけりました。まさに僕が体で感じた事を書いてあると思いました。
ちょっと深過ぎて理解できない部分もありましたが・・・・。
それからというもの街を歩いていても人の腰や歩き方を観察するようになりましたし、テレビでスポーツを観る時も、その選手の腰を中心に観るようになりました。今はこの考えが僕の整体に対する考えの軸になっています。
ただ、これも全てではないといろいろな視点から勉強し、その時その時クライアント様の状態に合わせて柔軟に施術に臨むよう心がけています。
その僕が影響を受けた整体の本が、こちら
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整体サロンRELAXIN’でございます。